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弊社は、コンプライアンス(法令遵守)は当然のことながら安全にオゾンを活用頂くことが第一と考えております。
一般家庭向けの製品は原則として一般大気平均濃度は0.1ppm(濃度の単位)以下を遵守したものであり (YS08IRZ) 当社のオゾン製品は安心してご使用して頂けます。
その他製品はすべて業務用の製品であり、安全にオゾンを活用頂くための取扱説明(オペレーション) 制御を行い、お客様の目的・業態等に応じた製品を準備し、ハードだけではなくソフトをあわせ お客様が安心していただけるサービスを提供致しております。
弊社の製造するオゾン発生機につきましては、高濃度となる制御不能な機器&使用方法の間違いなどを喚起する広告 その他、お客様の健康を害する恐れのある製品・サービスを無責任に販売するメーカー・販売店とは一切違います。 官公庁・医療機関・食品業界を代表する多数のお客様からの健康に関するクレームなどは一切ございません。
国民生活センターの注意喚起については、オゾン全体の安全性を注意するものと認知されてしまいがちですが あくまで無謀な性能・薬事法その他無視した広告を掲載している業者に対してであります。

オゾンガスについて

オゾンは酸素原子が3つで出来ています。オゾンはその状態で存在することが難しく、数分で酸素に戻る性質を持っています。殺菌・脱臭作用が大きな特徴で役目を終えると酸素に即時に戻ります。オゾンは通常の大気中でも存在しておりその濃度は都心部で0.005ppm、森林で0.05〜0.1ppmで大気の自浄作用に貢献しているといわれています(殺菌・脱臭・脱色)。濃度が低い場合はさまざまな分野で環境保護に役立っています。(俗に言う森林浴の匂いがして、すがすがしく感じる)
濃度が高くなると強力な除菌脱臭力を発揮する一方で、吸い込むと人体に対して悪影響を及ぼすとされ、日本の基準では有人時のオゾン濃度は0.1ppm以下と定められております。

オゾン濃度の算出には計算式がございます。例えば
 オゾン発生量(車でいう馬力みたいなものです)が5mg/h(YS11DKのLLモード時)の場合
 天井の高さが2.5mの8畳(13.2u)のお部屋ではオゾン濃度は0.07ppmと基準値以下ですが
 6畳(9.9u)のお部屋ではオゾン濃度は0.12ppmと基準を超えてしまいます。
  ※実際はオゾンの自己分解、および他のもの(菌や臭いの元、湿気)との反応により瞬時に分解しますので30%以上も低い値になります。

オゾンによる空間の脱臭や殺菌の場合、有人時と無人時ではその方法が異なってきます。
弊社の基準では
 @有人時の場合は0.1ppm以下になるようにオゾン放出を行い、ゆっくりと除菌・脱臭を行う。
    この方法は主に常に有人である老人ホームや病室の浮遊菌・臭い対策で用いられる。残留物はありません。
 A無人時の場合
   除菌 : 密閉の部屋の濃度を1〜2ppmまで上げ3〜5時間の薫蒸(くんじょう)殺菌を行う。
    この方法は主に無人夜間、厨房や治療室などで行う。朝方にはオゾンは酸素に分解して残留物は一切ありません。
   脱臭 : 密閉の部屋の濃度を0.5〜1ppmまで上げ30分〜数時間の薫蒸(くんじょう)脱臭を行う。
    この方法は主に無人のホテルの客室、宴会場、ごみ置き場、車中などで行う。
特殊なケースなどでは製薬会社などでは30ppm以上オゾン濃度での空間滅菌を行っているケースもあります。この際は部屋へ入室できないように自動ロックなどの安全対策や滅菌終了後の入室のためのオゾン分解処理設備が必要になってきます。またオゾン濃度が高濃度のため対象空間に設置してある機材の材質の耐オゾン性の検証が必要になります。

オゾンは非常に優れた脱臭除菌力があり、役目を終えると酸素に戻り残留せず、次亜塩素酸ナトリウムやホルマリンのように副産物を作りません。そういった意味でオゾンは環境にやさしく、浄水場での水の殺菌や半導体の表面改質、食材の除菌(食品添加物として認められております。しかし残留しないので表示義務はありません。)食品加工工場の衛生管理などさまざまな分野で永く活躍してきています。しかし、その使用方法を間違えると人体に害が出る可能性があり、オゾン発生装置はまだまだ説明のいる業務用の商品だといえます。しかし、現状ではその製品の製造および販売に関して法的な規制が無いために、一部の知識不足の販売業者が濃度の高いオゾン発生器を家庭用として、その特性を説明することなく通販で販売しているのが実情です。業界としてこれらの対策に取り組んでいく必要性を感じております。

弊社では家庭用シリーズのオゾン発生装置YS08IRZ<7mg/h>、TT07CRZ<2mg/h>)は必要以上のオゾンを発生しないランプ方式を採用しておりますので安全にご使用いただけます。
※ ただし、これらの機械であっても異常に狭いスペースでの使用は規定濃度を上回る可能性があるので注意が必要です。(弊社では今後、注意喚起のシールを同梱してまいります。)
また、新型のプラズマオゾン発生装置YS11DKSはオゾン濃度をセンサーが自動管理して有人時の許容濃度を超えないように運転することが可能です。オゾンガスの空間濃度と適正空間に関してはこちらをご参照ください。

オゾン水に関して

オゾン水とは、オゾンガスを水に溶解させた除菌・脱臭力のあるお水です。多くの食品工場、医療現場などで採用され使用されています。オゾンガスがお水の中に溶解しているので、オゾン水濃度が1ppmといってもオゾンガスを吸い込むことが無いので危険ではありません。しかし、水を暴れさせたりすることにより人体に影響の無い程度の微弱なオゾンが揮発(きはつ)して出てきますので、直接吸い込むことは避けたほうが良いでしょう。※異常に狭い部屋でオゾン水を長時間出しっぱなしにして床などを洗っていると、部屋のオゾン濃度が上がる可能性があるので避けたほうが良いでしょう。また10ppmなどの高濃度オゾン水を使用している現場は作業領域の立ち入りは避けるべきでしょう。

報道にもあった使用方法で目を疑うようなものがございました。お風呂やボールなどにお水を溜め、オゾン発生器からのオゾンガスを金魚ばちのブクブクのようにバブリングさせるとそのお水はオゾン水になるという内容です。結論から申し上げるとオゾンガスの90%以上が空気中に放出されてオゾンはほとんど水に溶け込みません。お風呂に入浴中にこんなことをしたら狭いお風呂場のオゾン濃度が異常に上がり危険です。これを推奨している業者があるというから驚きです。ブクブクではオゾンガスの溶解率は10%以下です。
オゾンガスをお水に溶解させるにはエゼクタ方式、ミキシングポンプ方式、トルネード方式などがあります。弊社の一番安価なオゾン水製造装置YS05ZWAであってもエゼクタ方式を採用しております。弊社のエゼクタ方式ですと約70〜80%の溶解率を誇っております。しかし残念ながら100%ではありません。水に溶け込まなかった20〜30%のオゾンガスは空気中に出ないようにするために、分解剤カートリッジを通して酸素に戻して放出する安全対策も行っておりますので、弊社製のオゾン水製造装置はご安心してご使用いただけます。

報道にて一部指摘された製品、及びメーカーでは一番してはならないオゾンの活用を推奨しています!
参考までに記載いたしますので絶対に真似ないように注意下さい。家庭用にしては比較的高濃度の出るタイプの製品に限ります。

  1. オゾン発生装置の噴出し口のガス(風)を顔に直接ふきかけ、美顔効果を謳っている。
  2. 洗面器に水を張りオゾンガスをブクブクさせ顔の美顔効果を謳っている。
  3. オゾンガスをチューブで鼻に注入し鼻の治療と謳っている。(ガスを吸い込み危険です。)
  4. お風呂のお湯にブクブクさせお風呂の水の殺菌効果を謳っている。(これは間違っていませんが、その際には無人でお風呂の扉を閉め換気扇を回しておきましょう。
  5. ボールに水を張り、野菜を入れオゾンガスをブクブクさせ除菌する。(間違っていませんが換気扇をつけ近くに居ないほうが良い。お勧めしません。オゾン水の使用をお勧めします。)

あなたのお使いのオゾン発生器をお部屋で使用した場合、お部屋の濃度がどの程度になるか不安な方はご相談ください。そのときに必要となることは部屋の大きさ(何畳か、天井の高さは?通常2.4m程度)と装置のオゾン発生量です。※噴出し口のオゾン濃度ではありません。0.1ppmを超える場合は間欠運転(市販のタイマーを購入すれば出来ます。)、強弱ボリュームによる調整を行いましょう。
※計算値は机上論であり室内の臭気、浮遊物質、湿度、温度の影響により大きく低下します。計算値の70%〜50%が実測値になることが多いです。

余談ですが汚水槽等への、オゾンバブリングの使用法がございますがオゾンガスのその多くは槽内の廃液と反応してほとんど分解してしまいますので空気中に放出されるオゾンは少なくなります。主にグリーストラップなどで使用される弊社のYS750GTIは非常に少ないオゾンしか発生させておりませんので、オゾンガスのそのほとんどが排水と反応し分解し酸素に戻ります。放出されるオゾンは無しもしくは極微量となります。しかし、高濃度のオゾンをバブリングさせるプラントなどでは屋外に排出されないように活性炭フィルターなどの分解触媒が必要になります。

最後に
弊社ではこれからも安全な製品の製造、および取り扱いを心がけてまいりますので今後ともなにとぞご愛顧のほどよろしくお願いします。




もう少し詳しくオゾン水の特性を知りたい方はこちら


オゾンに関してのより詳しい知識はこちらをご覧ください


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